毎年冬になるとすっぴん肌がカサカサして肌がひび割れてしまったり、静電気がよく起きていませんか？
それは全て「乾燥」しているせい。
お肌の乾燥は不快なだけではなく、体全体がかゆくなり、ストレスを感じやすく、イライラなりやすくなります。
放置しておくと、睡眠がきちんととれなくなることもあるので、少しでもすっぴん肌の乾燥を感じたら対策が大事。
今回は「体の乾燥がひどい人のためにおすすめの対策」についてご紹介します。
目次
体の乾燥がひどい人の特徴とは？
体の乾燥がひどい人には、いくつかの共通点があります。
これからご紹介する内容であてはまるものがあれば、あなたも乾燥肌もしくは予備軍ということ。
しっかりと確認してみましょう。
まわりの環境が乾燥している
職場や自宅の中では、常にエアコンが作動している人は実感があるかと思いますが、何もしなくてもお肌が乾燥しやすくなってしまっている状態。
長時間エアコンが当たる場所にいると、のどがカラカラになったという経験をしたことがある方がいらっしゃるかと思いますが、まさにそれが乾燥している証拠です。
電化製品からでる空気でも体は乾燥しやすくなり、体の乾燥を招いてしまう原因になるのです。
乾燥を防ぐために加湿器などをおいて対策をするとよいでしょう。
もしおけない場合は、マグカップにお湯を入れて水蒸気を顔を手などにあてておくと、だいぶかゆみがおさまりますよ。
お肌のバリア機能が正常に働いていない
お顔のスキンケアは毎日行っていますよね。
では、体全身のケアはしていますか？
体が乾燥してしまう原因は季節的なものでお肌が乾燥しやすいというのもありますが、実は毎日お風呂に入るときにも乾燥を招いてしまうことがあります。
美肌になるためやダイエットを目的として半身浴を行う女性も多いと思いますが、実は半身浴を習慣化している人は注意が必要です。
なぜなら、長時間の入浴で体内の水分が汗となって外に出ていくことで、お肌の油分や水分が減ってしまい、結果乾燥肌になってしまうからです。
15分以上入浴を続けた場合、体内の必要な水分が排出されてしまう可能性が高いので、入浴時は人肌より少し温かい程度の温度にして、湯船につかるのは10分程度にとどめておきましょう。
体中の乾燥を防ぐためにおすすめの対策とは？
お顔のスキンケアは毎日しているけれど、意外とボディケアはしていない人も多いですよね。
お顔も体もつながっているので、今乾燥を感じているなら、お顔だけではなく体全体のケアも必要。
どのようなボディケアがあるかについて、ご紹介していきます。
太白ごま油でマッサージをする
皆さんは「太白ごま油」という名前を聞いたことはありますか？
太白ごま油は別名「白ごま油」とも呼ばれ、ごまを焙煎せずに生のままで油に抽出した透明で無臭な天然オイル。
スーパーなどにも市販されています。
アーユルヴェーダでは、台所にあるもので体や心のケアを行う知恵を伝えていて、その中でもごま油は「万能薬」とされています。
太白ごま油には以下のような成分が含まれています。
- ゴマリグナン
よく健康食品などで名前を聞いたことのある「セサミン」という成分はゴマリグナンの一種で、抗酸化作用があり、体の細胞が酸化して老化するのを防いでくれるアンチエイジング効果があります。
- オレイン酸
不飽和脂肪酸の一種で、老化を予防してくれる効果や、お肌の皮脂に多く含まれる成分であるため、お肌のコンディションを整えてくれる効能もあります。
この太白ごま油を一度キュアリングしておいてあげると、オイルの酸化を防いで、抗酸化成分のセサモールやセサミンを生成します。
「キュアリング」とは、加熱処理を行うことです。
ごま油はキュアリングせずにマッサージに使うと、オイルがベタベタして体への浸透がしにくいので、ぜひマッサージする前に行いましょう。
【キュアリングに必要なもの】
- ステンレスもしくはホウロウ鍋
- 温度計
- 清潔にした瓶
【キュアリングの方法】
1．鍋にごま油を入れ、弱火で加熱する
2．温度がまんべんなくあがるように、途中何度か温度計でかき混ぜる
3．温度が90度になったら、火を止める
4．100～110度の間まで温度が上がったら、コンロから鍋を移し、粗熱がとれるまでそのまま冷やす
5．保存用の瓶に入れてできあがり
このキュアリングしたオイルを使って、週に1回全身に塗布してマッサージをしましょう。
マッサージと言ってもオイルをなじませるように触れるだけでも十分です。
その際は心臓に末端から心臓に向かって行うとよいでしょう。
アーユルヴェーダ式トリートメントもおすすめ
先ほどご紹介した太白ごま油ですが、アーユルヴェーダ式トリートメントにも使われています。
当サロンでは、太白ごま油と乾燥肌のケアに効果のある薬草をブレンドしたオイルを使って、オールハンドで全身トリートメントを行います。
このトリートメントのことをサンスクリット語で「アヴィヤンガ」といい、「愛のこもった滑らかな手」という意味があります。
全身にたっぷりとオイルをなじませることで、お肌を健康的につやつやとさせる効果があります。
まとめ
体の乾燥がひどい人には、これからつらい季節がやってきます。
実は乾燥対策は１年中かけて行うもので、こつこつと保湿をしてあげることが大切。
今回ご紹介した太白ごま油でのセルフケアは通年行っていくと、お肌の乾燥がなくなり、つやつやとしたお肌に生まれ変わるのでとてもおすすめです。
より効果を得たい人は、体質診断をした上でトリートメントを受けるとよりよいですよ！
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