これから寒くなってくるこの時期、特にカサカサつっぱって粉ふきになってしまったりと乾燥肌になりやすいですね。
お肌が乾燥すると、スキンケアやボディケアといった外側からのケアを頑張らなくちゃと思われる方がいらっしゃいますが、実は食べ物で内側からケアすることも大切。
お肌を健康でうるおいのあるみずみずしいものにするために重要な栄養素は食べ物から補給されているからです。
今回は「乾燥肌がひどい時に食べると改善する食べ物」についてご紹介します。
全身乾燥肌になってしまう理由は？
すっぴん肌が洗顔後つっぱってしまったり、手や足、背中などがかゆくてついついかいてしまい、傷になってしまってしまったりする乾燥肌ですが、そんな乾燥肌が起こる理由は、「栄養が偏った食事」をとっていることが原因の一つとして考えられます。
お肌には古い細胞から新しい細胞へ生まれ変わる約1か月のサイクル「ターンオーバー」というものがあり、このターンオーバーに合わせて食事内容を見直すと、肌トラブルの改善が期待できます。
お肌の新陳代謝を元気にして、美肌をつくるためには、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維を日々の食事でバランスよく取り入れていくことが大切。
特にお肌をつくっているタンパク質とタンパク質の代謝を促すビタミンB群は必ず取っておきたい栄養素になりますが、日々の食事で栄養素まできちんと考えて食事をとるというのは忙しい生活を送る中では難しかったりしますよね。
全身乾燥肌がひどい時におすすめの食べ物について
全身乾燥肌にうるおいを与えて健康的にするには、バランスよく栄養素を取り入れた食事をとることが大切であることはわかりましたね。
でもいきなり完璧にする、ということはハードルが高いですし、続けていくのも大変ですので、まずは、乾燥肌を改善する食べ物を意識して取り入れることからはじめていきましょう。
ここからは、食事をする時のポイントと乾燥肌がひどい時におすすめの食べ物についてご紹介します。
食事のとり方について
1日の食事を1回にまとめてとってしまうと体に大きな負担がかかってしまい、消化して栄養素を吸収するまでに追いつくことができず、未消化な状態になってしまいます。
1日の食事は3回にわけて栄養補給する、またバランスを考えてメニューを組み合わせることが大切です。
食事メニューの理想的な組み合わせについて
食事メニューの組み合わせとして理想的なのは、「ご飯と一汁、三菜」。
野菜や豆類を中心として、タンパク質がとれる魚や肉、卵をたっぷりとれるようなメニューにしましょう。
外食にしてしまうと化学調味料や食品添加物などお肌に負担をかける成分を多く含んでいることがあるので、できるだけ手作りのものから必要な栄養素を取り入れるようにしましょう。
アーユルヴェーダでは、作り立て3時間以内の食べ物を取り入れることが心を豊かにして、体を健康にしてくれると教えています。
これは時間が経過しすぎると食材が新鮮な状態ではなくなり、味が変わったりして美味しいと感じなくなってしまうこともあることからで、できるだけ新鮮なときに食べ他方が体にもよいですし、心が満足して幸福感を味わえるからです。
では、ここからは栄養素別におすすめの食べ物をご紹介しますね。
- ビタミンC
お肌の弾力やうるおいのもとになるコラーゲン生成のサポートをする働きがあり、紫外線によるシミやそばかすを防ぐ効果があります。
ビタミンCをおおく含む食べ物として、レモンやキウイ、イチゴやゴーヤ、ブロッコリーなどがあります。
ビタミンCは熱に弱い成分であるため、なるべく生でとりいれ、野菜の場合はゆでるより蒸したほうが効率よくビタミンCを補給できますよ。
便秘改善も大切
お肌が乾燥してくると腸内も乾燥してしまい、便秘になりがちに。
腸内環境がよくない状態であると、せっかく体に取り入れた栄養を吸収することができないため、腸内環境を整えて体に溜まった老廃物を体外に排出することも、お肌を綺麗に保つために重要なことなのです。
こんな時は「モリンガ」がおすすめ。
モリンガはインドを原産とする植物で、亜熱帯の国々では、古来より薬や美容、健康維持のために活用されてきました。
モリンガは「ミラクルツリー」ともいわれており、人間にとって重要な栄養素が豊富に含まれており、ビタミン・ミネラル・アミノ酸がバランスよく含まれていて、お肌の弾力やうるおいのもととなる成分コラーゲンの生成をサポートする働きのあるビタミンCやむくみを解消するカリウムや全身に酸素を運ぶ赤血球をつくる鉄分が多く含まれています。
モリンガの効果は「便秘を解消」してくれること。
モリンガに含まれている食物繊維は、レタスのおよそ28倍も含まれており、圧倒的な食物繊維の働きによって、腸内環境が整って便秘解消はもちろん、老廃物まで対外に排出してくれる嬉しい効果があります。
毎食おかずや飲み物にまぜてとりいれるだけでよいので、簡単です。
まとめ
体中の乾燥肌がひどい時は食事が大切ですよ、ということをお伝えさせてもらいました。
外側のケアだけがお肌のうるおいを保つために重要なわけではなく、まずお肌の土台をつくりだす食べ物をどんなものを取り入れていくかも重要です。
せっかく毎日3食取り入れているからこそ、乾燥肌によいものをとりいれていきたいですよね。
お肌がしっかり栄養素を吸収できるように体の状態を整えて、しっかりお肌の乾燥によい栄養素を補給していきましょう。
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